いよいよ事件が!!

金井幼稚園年長のビックイベント、夏休み前のキャンプに向けて、いよいよ事件が起こり始めた。

「ママ、今日ね。動物当番が卵見つけたんだよ。僕の頭くらいの、でっかいやつ」
夕飯の後、ケイゴが突然、ぽつり。
きたーーーー!!!!


毎日1 クラスずつ、交代で動物当番をしている年長さん。鶏の小屋では産み落とされた卵でホットケーキを焼いたりするのを楽しみにしている。ヤギの小屋を掃除したあと、乳搾りをしたミルクでココアを飲んだり、動物当番を任された年長さんだけの特権がたくさんあるのだ。
ところがある時から朝小屋に行ってみると卵がいっつも割れている。なんでだろうと不思議に思う子供たち。そして、ある朝、ちゃぼの小屋掃除をしてるときに子供たちの屋根に何かがあるのに気が。卵だ!!!
おっきいーーー!!!
えーー! なんの卵?? 恐竜じゃない??
大興奮する子供たちをこの目で見たかったなー。この卵をクラスで順番に見守ることに決めたらしい。
すると何日かおいて今度は手紙らしきものが発見された。でも中にはなんて書いてあるのか全然わからない。どうやらひらがなやカタカナではないみたい。こんな時は園長先生の出番だ! 何でもできる園長先生なら読めるかも!!
何でもできる園長先生は、鳥語辞典だって持っている。先生が、解読してくれた手紙には「私の大切な卵をなくしてしまいました。もし見つけたら悪い白蛇に見つからないように守っておいてください。チャボキングより」と書いてあったらしい。卵が誰の卵かわかったこどもたち。白蛇に狙われてることも分かった。
手紙に紫の羽がついていたので子供達は「白蛇は紫が嫌いなのかも!」と考えついたみたい。この間らいおん組さんの前を通りかかったら、入口のところにたくさん紫の紙が貼ってあった。そういうことか。ハナのときは敵・大ガラスを撃退すべく、キラキラ光るものが各クラスに嫌というほとぶら下がってた。CDのディスクとか(笑)。

そして6月26日、らいおん組さんが動物当番をしていると、卵を発見したチャボ小屋のワラの上に何やら黒いものが…なんと今度は黒い布に白いニョロニョロ文字が。下の方には蛇の絵が!
「白蛇からだ!!!」「園長に知らせよう!!!」子供たち、再び大騒ぎに。布に書いてあるのにニョロニョロ
はよーく見るとこう書いてあったらしい。「俺様の狙った卵をよくもとったな 白蛇」
白蛇の存在が明らかになってどよめく子供たち。きっと怖い!!って思ってる子もいっぱいいるんだろうな…

かくして子供達は無事に卵を白蛇から守り続けることができるのでしょうか??!

という園での出来事でみんなの心がドキドキと怖い気持ちとなんかもういろいろ混ざった状態で、キャンプの日を迎えることとなるわけなのです。

どんな夜がケイゴ達をまっているのか、こっちが楽しみでしかたがない!