タカチャン、イギリス滞在記

タカチャンを日本に置いてけぼりにして実家生活を楽しむこと3ヶ月。とうとうタカチャンが夏休みをとってワタシとハナの待つロンドンへ遊びにきた。怒涛の10日間はあっという間に過ぎてしまい、日記を書く暇なんてゼロ。そしてびゅーーーんと飛行機に乗って日本に帰ってきてしまった。このまま書かずに捨て置くにはもったいない10日間だったので、今から思い出し書き。


9月15日 ハナとパパのご対面
タカチャンが待ちに待った&緊張のご対面〜!! ぱふぱふ、どんどーん♪ 夕方6時近く、夕飯を食べている途中でパパが到着。最初に部屋に入ってきたのはカズマおじちゃん。もぐもぐするのをやめて入ってきたstrangerにじっと目をやり、きょとんとした様子。と、そこへ続けて入ってきたのは、パパ!!!! 「ぎゃーーーーっ(大泣き)」の声。あまりの激しい泣き声におかしいやら、タカチャンが気の毒やらで私は涙目。webcamでお話してきたパパが突然目の前に現れて、きっとびっくりしたんだね。その瞬間をしっかりビデオに収めたママでした(笑)。


9月16日 ロンドン市内観光
ミキトラベルの「みゅーツアー」・半日ロンドン市内観光に参加。ロンドンに行き来してかれこれ19年、初めてのガイドさん付市内観光に期待大。参加したのはタカチャン、アカネちゃん、おじいちゃん(私の)、私の4人。子供らとカズマおじちゃんはおうちでお留守番。Victoria駅で集合し、みゅーの観光バスに乗り込んだ。ばばーん!とか、がぁーーっと!とか擬音語のやたらに多い説明にかなり笑わされながら、3時間かけてぐるっとロンドン市内を巡った。途中BigBen、London塔、バッキンガム宮殿の衛兵交代ではバスを降りて写真を撮ったりできる時間もあって、しっかり記念撮影。結構普通に楽しめて大満足。


9月17日 Enjoy English Cottage!
この夏の最後を飾るビッグイベント『イギリスの田舎に茅葺の素敵コテージを貸りよう!』。じぃじが前から企画してくれていたもので、1週間のcountry lifeを楽しむ。米炊き用の鍋やらベビーコッドやら、大人7人、ベビー2人分の、これ全部積めるの?という大荷物をわんさか車に詰め込んで出発。一路イギリスの南西部、Devon地方Newton Abbottへ。最初は私が車を運転したのでぎゃあすか泣き喚くハナちゃんをタカチャンがなぐさめ、なんだかんだとだまくらかしながら5時間くらいかけて目的地に到着。なんて読むか分からない村の名前はCoombeinteignhead(後にパブで調査の結果、クゥーンベーンティーンヘッ(ド)と判明)。今回過ごすことになる18世紀頃の建物を改装したCottageは想像以上にすばらしく、期待通りの茅葺の屋根、リビングには暖炉があり、バラの咲く玄関、斜めにゆがんだ天井(古い建物だからさ)、インテリアもアンティークがたくさん飾ってあって雰囲気最高! 一同大興奮!
最初は2泊でロンドンに帰るつもりにしていた私とタカチャンは初日に早速予定を変更(笑)。ロンドンはまた来るだろうけど、このコテージライフはなかなか経験できなさそうだもんね。


9月18日 Let's Go Fishing・鯖!
タカチャン、アカネチャン、パパ、私の4人で食料=鯖を調達するために海釣りに挑戦。タカチャンはとっても楽しみにしていた釣りなので張り切ってフィッシング用の手袋まで日本から持参(笑)。今回私たちを釣りに連れて行ってくれるのはキャプテン・クリスと、助手のマーカス。想像以上に立派な船でちょっとびっくり。天気は最高、これで大漁ならもっと最高!と勇んで出港。そして肝心の釣りはというと、これがちっとも釣れず。ポイントを何度も変えて釣り糸をたらすけど、全然釣れず、さすがに何箇所目かでキャプテンも「やばい?」と思ったらしく、結構あちこち移動しまくった。そしてとうとう! ちゃらーん! 獲物第一号を釣り上げたのはワタシ〜!(非公式ではタカチャンが一番。でも鯖じゃなかったんだよね〜。ザンネーン) そしてだんだんみんなもリズムがつかめてきたらしく、ぽちぽち釣れるように。終わってみれば鯖25匹(でも、うち6匹はキャプテン)の大収穫。4人のうちで一番たくさん釣ったのは・・・わ・た・し。おーほっほっほ。3時間たっぷり楽しんで帰港。クリスに払ったのは4人で60ポンド(40といわれ、安っ!!ということでびっくりしたパパは20ポンドおまけ)。残らず全部持ち帰り(当たり前)、パパによってあっという間にさばかれた鯖たちはその日のランチに。いやー、美味なり〜! とれとれのお魚、最高!!


9月19日 Drive to Paignton
9月20日 村散策+Torquay
9月21日 Afternoon tea at Palace Hotel
9月22日 Back to LONDON
9月23日 V&A Musium &市内散策へ


9月24日 Musical "Phantom of the Opera" 鑑賞
今回で3度目になる「オペラ座の怪人」鑑賞。やー、何度見てもよかねぇ。映画版を見て大盛り上がりした直後なので映画との比較を十分に楽しめた。前半タカチャンはクリスティーヌの声に魂を持っていかれ、うつつらら〜。って、おいっ! 後半は盛り上がる場面が連続するのでタカチャンも魂をしっかり保持。楽しんでくれてよかった〜。
午前中はおじいちゃんとロンドン三越でお土産のお買い物。そのあと家族全員で三越の地下にあるレストランで食事。美味しかった〜。


9月25日 Back to Japan
またやってきました試練のとき・・・。飛行時間11時間の我慢大会〜。ばふばふぅぅぅ〜↓ 往きと違って今回は満席。タカ、ユキ、アカネ、カズマが4人席一列に並んできっつきつ。ひー。せめてもの救いは出発時間が19時半で、ハナもシュウゾウもネンネの時間にさしかかること・・・。寝てくれぇぇぇ。
3ヶ月たっぷり親子ともども甘えさせてもらった母さんには感謝感謝。ありがとう、母さん! バイバイの瞬間に思わずホロッときそうになってしまった。何度経験しても出発ゲートに向かってバイバイするのは寂しくって・・・。でも、今回はしんみり気分に浸るのもそこそこ、ハナちゃんを連れてのことなのでそうも言ってられず。搭乗ゲートで待っている間、ハナちゃんは彼女的マーキングもして、絶好調。飛行機に乗る前でよかった、よかった。往きより更に動きが活発になっているハナちゃんをおとなしく寝かせるのに全神経を注ぎグッタリ。タカチャンでは泣くので、結局私が抱っこ。でも今回は往きよりもベビーコッド(性懲りもなく、また挑戦)に入って寝てくれる時間が少しあったのでちょっとだけマシだったかな? コッドにいても落ちないように見ていなくちゃいけないし、結局ずっと起きていた。ひー。
今回は機内にちょっとした事件も。初めて「機内にお医者様、医療に携わる方がおられましたらお近くの乗務員までお知らせください」アナウンスを聞いた。私たちのすぐ横の席の女性が倒れたのでとっても心配した。ドクター2人に、ナースが2人登場して、それにもちょっとびっくり。乗っているもんだねー、と変なところに感心。
何とかかんとか無事日本に到着。くたびれた・・・。もうしばらくは無理だ。