優秀なアシスタント

ここイギリスで日本語の教師を10年以上続けているばぁば。その話をご近所に住む日本人ファミリーから紹介された、という親子がばぁばに電話をかけてきたのが先々週。10歳になるEmyが日本語にとても興味があって、習いたいとのこと。残念ながらばぁばは大人の教授法しかやってこなかったので基本的に子供は教えない。でも仕事仲間で誰か紹介できるかもしれないし、ということで話だけ伺うためにお茶にご招待したのが先週。そこでワタシとハナが滞在している間だけ、とりあえずうちで遊びながら少しやってみる?という話になった。
という訳で今日はその第1回目。13歳のお姉ちゃんも参加。最初はハナと遊びながら、なんて言っていたけれど、10歳といったらもうしっかり「勉強」したいお年頃。やっぱそうだよねぇ、とばぁばと相談してちゃんとカードや本を使って、まずはひらがなから進めていくことにした。先生役のワタシは気合を入れて、エクセルで表がひらがな、裏がカタカナの一覧表をフルカラーで作成。これはお持ち帰り用。レッスンはばぁばの教材を使った。
ふたりのお姉ちゃんが登場したときからテンションがうなぎ上りのハナ。ママやお姉ちゃん達がやっている事が気になって気になって仕方ない。ひらがなをあ行から順に覚えてもらうとき、「これは?」と尋ねながらカードを差し出す。この役にハナが飛びついた。ママをしっかりまねて、とっても上手に「これは?」をカードを変えながら順番に何度でも繰り返してくれる。少し緊張気味だった姉妹に笑いを提供しリラックスしてもらうことにも大いに貢献し、非常に有能なアシスタントぶりを発揮。途中ワタシの後ろで突然踊りだしたりしてとても愉快だった。さ行まで進んで1時間のレッスンは終了。次回もこの調子では何は活躍してもらおう。

・・・それにしてもコドモってどうしてあんなに学習スピードが速いのでしょう。あぁ、うらやましい。