幼稚園4日目

朝ごはんのあと「食器さげて」「薬飲んで」「歯を磨く」の3点セットを済ませ、いつものように8時35分からはハナのTV時間。見終わると同時にトイレに行って、靴下はいて、さあ出発!というのをこれからの習慣にするべくこの3日間励行。今朝はここでポツリと「幼稚園行きたくないな・・・」。Oh?
4日目で来たか(笑)。ハナいわく、やっぱりちょっと緊張しちゃうし、幼稚園の子全員とオトモダチになるのはやっぱりちょっと難しそうだし、それに楽しくないんだもん・・・それにママがいぃ・・・・だそうです。最後の一言に尽きるんだよね、本当は。そこで「そっかぁ・・・。じゃぁ、お母さんといっしょにいけるもうちょっと小さいこのクラス(でたらめですが)に変えてもらう? 別にそれでもいいよ?」と至極やんわり言ってあげると、それは嫌とのこと。ちょっとテンション低めのまま家を出て、それでもちゃんと歩くハナ。こんな時はお手手をつなごう、と思いハナの手をとって「みんなハナみたいな気持ちだよ、きっと。だってまだ始まって4日目だもん。様子が分からないこともいっぱいあるし。だから不安だな、とか嫌なことがあったら先生にお話したり、泣いちゃってもいいんだよ」と話しながらバス停に向かう。バス停に一番乗りしたハナはバス到着までママの膝に座ってべったり。うぅ、腰が折れる(涙)。でもぐっとこらえて今日はギューーー。
いざバスが来るとつっと立ってバスには2番目に乗車。いろんな気持ちがハナの中でせめぎあっているんだろうな・・・。後ろの方の誰も座っていない席に座って、窓にへばりついて「ママ!」目線。今日はショウエイが号泣してママから先生に無理くり抱き移されての乗車で、ハナもつられて泣き始めちゃうかも、と思った。でもぐっとこらえているハナにちょっと目頭が熱くなってしまった。結局泣かなかったけれど、ものすごい八の字眉毛で窓にはりつくハナを見送った。
はぁ・・・やっぱり大変な生活変化だよね。ハナにとってはママと離れるのがとにかく今は一番不安なんだよな・・・。幼稚園での体験一つ一つで得る感動や喜びが不安を上回るまでそんなに時間はかからないと思うけど、始まって4日目だもんね〜。「明日1日行ったら、土日は休みだよ」と話したら少しほっとした様子。

ちなみに帰りはバスを運転する園長先生のお隣、一番前の席に座って帰ってきた。ぴょんぴょんバスから飛び降りてくる子供たちに混じってハナも降りてきた。元気元気(笑)。



夕方、担任のミカコ先生が家庭訪問でやってきて、ハナの様子を伺った。バスから降りてくるときはちょっと不安な顔をしていること、誘ったらお外にも出るけれど、虫や動物にはしゃぐ他の子たちを先生サイドでじっと観察していること、時折ちょっとおどけた表情を見せること、自分が嫌なことはてこでもやらない頑固な面があることもちゃんと先生は察してくれていたし、園での様子も私が思うとおりだったので安心した。ハナの話を聴くだけではよく分からない(笑)一日の流れを教えてもらったり、あとはアトピーのケアのことを少しお願いしたりしてつつがなく終了。ハナはミカコ先生にペッタリくっつく場面もあったりして、あ、先生にもちゃんとなじんでるな、とこれまた安心した。これだったら必要な時にちゃんと泣いたり怒ったりできるだろう。
ハナはみんなでさよならした後、順々にお友達が帰っていく中、バスのコースが最後の最後なので、ママに会うまで1時間半近くもある。そこでちょっとまたテンションが下がってしまうらしい。「ハナも早くおうちに帰りたいな・・・」と先生にこぼすらしい。でもミカコ先生も言っていたけれど、それを口に出せるからいいかな。
金井幼稚園は一日の流れが時間で決まっている訳ではなくて、もちろんそういう日もあるだろうけど、今は登園した子供たちは鞄を置いたらすぐに外に誘い出されて、ヤギに餌をあげたり、今日は昆虫の幼虫を見つけてきた子から「みんで家を作ろう」ということになり土を掘ったり固めたりしてみんなで盛り上がったらしい。みんなで片付けて教室に入って、椅子を出して円になって座り、先生を歌や手遊びをし、本や紙芝居を読んでもらって最後はサヨナラあんころもちでバイバイ、という感じらしい。先生は自由な時間の中でこどもの雰囲気を観察しているんだろう。気持ちのよい先生でよかった。


始まったばかりのハナの幼稚園生活。私もよくよくハナの気持ちを感じて付き合ってあげよう。