ロイヤル・カリビアン社『Legend of the Seas』でいく、クルーズ旅行のまとめ

もう1回行きたい(というか、まだ帰ってきたくなかった)。来年また行くためなら、今年の夏休みはどこに行かなくてもいいし、週末のお遊びだって我慢してもいい!と思えるほど大満足。


◆まず値段。最も重要!だよね?
GWど真ん中の8泊9日。横浜〜中国・上海〜韓国・済州島〜韓国・釜山〜横浜というスケジュールで、一番リーズナブルなお部屋は、お一人様10万円を下回る。もちろん部屋の大きさや、海側内側、バルコニーがついているかなどで変わってくるけど、一番高くたって60万円台。ちなみに日本のクルーズ船 「飛鳥Ⅱ」は同じく横浜から4泊5日かけて横浜→宮古小名浜→横浜と回る国内クルーズが一番安くて20万以上。一番高いお部屋は80万円もする。
クルーズの代金には、3度の食事(コーヒー・紅茶などの飲み物も含む)、毎晩立派なシアターで開催されるダンスや音楽のショー、スポーツジム、プール&ジャグジー、ミニゴルフやロッククライミングなどの船内アクティビティー、部屋と食事担当のスタッフへのチップ、などが全部こみこみ。ソフトクリームも自分で巻き放題。子供づれ家族のためには、子供専用のアクティビティーが一日中用意されていて、これも代金に含まれる。3歳以上でオムツが取れていれば好きなだけ参加できるので、有料のベビーシッター(部屋で見てくれる)も全然必要なし。
国内だったら、1泊1万円ちょっとじゃGWの真っ只中、ペンションくらいしか泊まれない。クルーズはホテルがそのまま海の上を移動するイメージだから、この値段で外国まで行けてしまう。食べて飲んで、遊んで、寝てを繰り返しているうちにだよ? 休みが取りづらいパパも、今年みたいに3日休めば8泊行けちゃうカレンダーなら、かなりお値打ちだと思う。
ウチが船内で余分に使ったのは、食事の際に楽しんだワイン、寄港地で使ったシャトルバス、スパ、インターネット、などで3万円ちょっと。あぁ、あとハナが医療室で診察を受けたので1万ちょっとかかったけど、これは海外旅行保険でペイしてもらえるからOK。


1年近く前から予約ができて、出発の50日くらい前に旅行代金を支払えばいいので、実際近づいてきて予定が変わってしまいそうならキャンセル。これなら予約時に支払う保証金もちゃんと返ってくる。
あとは払ってしまったら忘れてしまえ!です。船に乗って帰ってきたら、もう一度行きたい、と思わせる旅になるので、また貯めます。


船内の支払いは全て「シーパスカード」という一人一枚渡される船内の身分証明書代わりのカードにつけられて、クレジットカード会社から後日まとめて請求。もちろん下船日の前に現金で精算することもできる。今回1万円分をドルで持っていったけど、チップで使った2ドルしか使わなかった・・・。



◆スケジュール
横浜から出港/帰港はとてもラク。これまで外国のクルーズ船に乗ろうと思ったら出港する国まで行かなきゃ行けなかったから、旅行代金にフライト代がプラスされるけど、日本から出るということはそれがいらないということで、出費も少ない。時差もないし、体力、気力の消耗も全然違う。
寄港地、上海・韓国は正直中途半端だった。楽しくなかったということではなくて、上海以外は滞在時間が短いのが最初から分かっていたからそんなに期待していなかったというか。私たち家族の中では、子供も小さいし、街中の観光や買い物はどうせ子供には面白くないし、船を下りずに、船内で遊んでいてもよかったかも、という意見。実際ハナもケイゴも上海2日目も韓国も、船に帰ろうよー、ばかり言っていた。朝、もしくは昼に入港して、その日の午後に出港という韓国のスケジュールは予定も立てにくくて微妙。私は韓国は初めてだったので、韓国の雰囲気を知るだけで楽しかったけど。ローカルなスーパーに行ったり、したかったなぁ。残念ながらそういう時間は取れなかった。


◆食事
船の食事は、2つのレストランのどちらで食べても自由。フルサービスのレストランで前菜、メイン、デザートを数あるチョイスの中から好きに選んで楽しむも良し、バイキングレストランで気楽に食事を楽しむのも良し。うちは子供達の機嫌や体調、寄港地での観光時間の兼ね合いでどちらのレストランで食べるかを決めて両方しっかり、朝も昼も夜も楽しんだ。
ダイニングレストランでの食事は味も美味しかったし、なにより2度のフォーマルナイトなど、船ならではの雰囲気を存分に楽しめる。バイキングの方はそこそこの味だったけど、何でも美味しくいただける私とタカチャンはまったく問題なし(笑)。子供達もどちらのレストランでも、何でもよく食べていた。
レストランがしまっている時間帯でも、ほかに軽食を用意してくれているカフェが2ヶ所あって、そのどこで何を食べても、タダ。旅費に含まれている。
ちなみにルームサービスを頼んでもタダ。持って来てくれた人には2ドル程度のチップを渡す。


◆エンターテイメント
毎晩行われるショーは見ごたえ十分。船外から招かれたピアノにストやチェロリストのコンサートや、専属ダンサーと歌手のショーとか、マジックとか。毎晩見逃せない感じ。
カジノは大きくて本格的だし、毎日2回現金が当たるビンゴ大会もある。
夜はいろいろな音楽とダンスが違う場所で楽しめる。ばっちりステップを踏みながらチャチャチャ?とかを踊っているご夫婦も結構いて、とってもかっこよかった〜。
ワインテイスティングやシェフのデモストレーション、アクセサリー作りや「中国語入門講座」みたいなクラスも開かれて、これらもみんなタダ。なかには本格ヨガとか1000円程度の参加費を取るものもあったけど、とにかく一日中船の中で大忙し。
ひたすらのんびりする時も、室内のソラリウムよし、外のプールサイドよし、一番高いデッキよし、図書室よし。いつまででもボケーっとだってできる。
ミニゴルフをしたりロッククライミングにチャレンジしたり、ジョギングしたり、泳いだり、筋トレしたり。体を動かすのもいくらでもOK。


◆部屋
部屋はほんとに、ホテルと一緒。風呂ではなく、シャワーだけだけど、全く困らない。お湯で体をほぐしたければジャグジーがあるし。テレビとミニ冷蔵庫と、ドライヤーとか石鹸とか? 部屋は毎日清掃されて、タオルも希望すれば毎日交換。食事に行っている間にベッドも寝支度されている。ソファーベッドも毎晩きちんとベッドメークされる。
洗濯はランドリーバッグに詰め放題25ドルというのがあって、入れられるものは指定がある。下着、Tシャツ、パジャマ、水着、靴下、短パン。要はデリケートに扱わなくてよくてアイロンがけが不要のもの。一度利用したけど、旅の途中で一度洗濯物が減るのは非常に助かった。シャワーの所に、洗濯物干し用の紐もあり、乾燥しているので結構すぐ乾く。洗濯バサミを持参して、バルコニーにも干したりした(笑)。
ケイゴはすごいTVっ子になってしまい、部屋に帰るなり、朝起きるなり、自分でテレビをつけて子供チャンネルを楽しんでいた。
部屋のTVでは映画チャンネルもある。日本語吹き替えもあり。タイトルのセレクトに若干不満があるけど、寝る前にボケッと意外と見ちゃったヨ。幸せのレシピボーン・アルティメイタム(2007)、ベガスの恋に勝つルール(2008) 等を見た。バッドマンとかインディージョーンズ(クリスタルスカル〜)もやってたな。


はー、思い出しながら書いてても楽しい。
親世代と一緒に、3世代で行くのもいい。友人家族とか兄弟家族で行くのも同じ世代同士の楽しみ方がいろいろあって楽しそう。もちろん今回の私たちみたいにチビを含む家族4人でも十分楽しかった。
嫌な思いは思い出すのが大変なくらい。スタッフはみんなフレンドリーだったし、就航して15年目とは思えないメンテナンスの行き届いた船だった。せっかくの休暇が大満足できるものになるようにと、船全体が働いている感じ。
1年前に予約した時は船に乗るんだという実感が伴わなくてどんなもんかしら、と思っていたけど、日にちが近づくといやでもテンションは上がるし、準備のショッピングも楽しかったし、行って帰ったら楽しい思い出ばかり。ほんとにいい旅行になった。
外国船のクルーズ、オススメ!!!