三十路

今日はワタクシの誕生日。とうとう三十路ってやつだ。
いつものようにハナちゃんにおっぱいをあげるところから一日が始まり、離乳食を作り、ウンティーを「くちゃいくちゃーい」とか言いながら片付け、ハナちゃんをおなかの上に乗せたまま床に寝そべり金魚体操をして笑いを取って、でもってご近所さんのところにお茶に呼ばれて・・・とここまでは「え? あぁ、そういえば誕生日か」という感じ。でも、夕方からロンドンの市内に出て(こちらに来て初めて!)テームズ河沿を散歩し、そのあとジィジ行きつけのお店で小料理と寿司をたらふくご馳走になったところで「いやー、30歳か〜」としみじみ。最後にろうそく(三本)がたったフルーツの盛り合わせまで出てきて寿司カウンターの前でHappy Birthday to you〜♪の大合唱(笑)。久しぶりにロンドンで迎えた誕生日は意外と、とっても楽しくてジィジとバァバ、アカネチャンに感謝。そしてベビーの奇声にもめげず、快く対応してくださったお店の方々にも感謝。

振り返ればなんていろんなことが詰まった10年だったことでしょう。10歳から20歳もすごかったけど、20歳から30歳もなかなかだったな。学生生活、休学、入院、復学して卒業、就職、結婚、妊娠、出産に子育て。20代でベビーが欲しかったワタシのプランは最後の最後で達成され(笑)、ダーリンタカチャンがお祝いの席にいられなかったのは最高に残念だったけど、こうして30歳の誕生日を迎えたワタシはとってもとっても果報者。

それからもうひとつ。ハナちゃんを生んで初めてこんな気持ちになったのだけど、あぁ、30年前の今日、母さんは私を生んだんだな、と。当たり前のことなんだけど、改めて思うと・・・なんというか、そうして生んでくれた命がハナちゃんに継がれていって本当によかったな、と。そしてまた30年たったときに、今度はハナちゃんが次に命を継いでいっているのかな、と。そういうのって、すごいことだな、と。ちょっと上手く書けないけど、そんな風に感じた。