BAOBAB

金井幼稚園の未就園児クラス「BAOBAB」。いよいよ今日が初回。ユウリと一緒だ。今回で訪れるのは3度目の金井幼稚園。表に止まっている幼稚園バスを見たとたんにそれまでグズグズ文句を言いながらママに抱っこをねだっていたハナが調子よくちゃーっと走りだした。
パンジーの坂をよいよい登って園舎の中へ。金井幼稚園の園舎は木でできていて、とてものどやかな、温かい雰囲気がとてもいい。ホールが今回の開催場所になっていて、ママとお子がそれぞれ用意された名札シールを胸に貼った。
ハナは相変わらず慎重派。きゃあきゃあ言いながら出されたボールや積み木で遊ぶ子がたくさんいたけれど、ハナはママのそばからその様子をじっと伺うだけ。ユウリはトントンと一緒に好きなように走り回り始めたのに、それにもついていかない。ハナも行けば?と背中を押してあげると、「ママも行こうよ」だって。結局たまたま自分の方に転がってきたボールをひとつ握り締めたままママのそばを離れず。気になるくせにぃ(笑)。
二人の先生が音頭をとって会が始まるとハナはすんなり楽しんでいた。最初はママと手遊び。それから全員で輪になって歌遊び。全部で何組くらいいたかな・・・。25組くらい? それから二つに分かれて、それぞれ紙芝居。ここでもハナはママの膝から離れず、でも紙芝居にしっかり耳を傾けていた。「おさじくん」の話で、先生が「ご飯のときにおさじ使っているヒト〜?」と聞くと、すかさずハナは「はい」と言いながら手を挙げていた。こういうときは自己主張できるんだな〜。不思議なコだ。そのあとはそれぞれ、ママと一緒にかぶとを作って遊んだ。シールになっている紙にクレヨンで絵を描いて、それをママが折ったかぶとにペタペタ。ちぎった金銀の紙も糊でペタペタ。その作業に全く興味なく、ハナやもう一人の女の子が作っている真ん中をドシドシ歩いていく子もいれば、熱心に作業に打ち込む子もいて、見ていると2歳児って本当にいろいろ。面白いなぁ・・・。
そのあとは小さな机を丸く並べてみんなで座布団(バスタオルをたたんで作ったような薄っぺらいの)をみんな一枚ずつもらって、ひとつずつ先生におやつを手渡してもらって、おやつタイム。これまた、ガツガツいく子もいれば、ママとちびちび食べる子もいたり、もらった袋がもったいないのかほとんど食べない子がいたり。ハナはと言えば、先生が配りまわる様子を伺い(得意)、いただきます!と声をかけるまでじっと待っていれた。そして美味しそうに、熱心にパクパク。先生が「ママとわけっこしてね〜」といっていたのを都合よく聞き逃したか?全然くれそうにないので、「ママにもちょうだい!」とおねだりしてみると最初の1個は普通に、ハイ。2個目は一生懸命袋の中に指を突っ込んでいるなーと思ったら、よってるよってる。わざわざ小さいのをママに選んでくれた。うわっ、ちいさっ! ママも懲りずに何度かねだってみたけれど、食べかけをくれたりするので嬉しいような嬉しくないような・・・。
1時間はあっという間で、お手紙と費用を入れる封筒を配ってもらって解散になる頃には15分くらいオーバーしていた。次回からは午前と午後の2クラスに分かれて、一応教室を割り当てられてそこでやるらしい。ハナは午前のクラス。ハナ、人生初の「クラス」だ!
きゃあきゃあはしゃぎ回るわけではないけれど、先生が言っていることも十分理解できるし、ハナは十分楽しんだ様子。返したくない!と最後までホールで粘っていた。いろいろな活動を通して集団生活のヒントを与えている気がして、親的にもこれからが非常に楽しみ。