妊婦検診@London

こちらに来て4週間がたった。発つ直前に妊婦検診を受けて、ちょうど次を受ける頃合。前回アカネちゃんが帰国直前にHendon医療センターで診断書?を書いてもらったときは尿検査も超音波もなくて、£128(£1=230円、29,440円だよ…)くらいしてた。持ってきた母子手帳に記録として残してもらう最低限の内容だけ診てもらうのに、どれくらいかかるんだろう。去年、一昨年とやれ乳腺炎だ、副鼻腔炎だとHendon医療センターで診てもらったときはクレジットカード付帯の海外傷害保険でバッチリ全額カバーされたけど、今回は妊婦検診だから保険適用外。ちっ。医者にかかるんだからカバーしてよ、ととっても腹立たしく思う。日本でもそう。今時の妊婦で医療機関にかからない人のほうが少ないんだから、健康保険の対象にしろーーっ! 何が少子化対策だーっ! とこの話になると鼻息が荒くなっちゃう。あぁ、話が逸れた。
そう、それで今回ワタシはHendon医療センターではなく、一昨年あそこで診てもらったDr.杉村が新しく市内に開業されたほうのクリニック、「One 2 One 日本人クリニック」@Harley Street で診てもらうことにした。杉村先生がとても感じのよい先生だったのと、HPで初診料とか検査の料金がちゃんと明記してあったのが好印象だったでこちらに決めた。月曜日に予約の電話(020-7935-0523)を入れたらどうやら暇らしく(笑)、すぐ予約も取れた。
こちら使用のプライベート個人院に行くのは今回が初めて。複数の個人医がたくさん入っているらしい普通の建物の入口を入ると小さな受付があって、そこで自分が予約を入れているドクターを知らせる。すると受付のおばちゃん(英国人)がドクターのオフィスに連絡を入れてくれ、その間こちらは天井がえらく高い(そういう時代に立てられた古い建物だから)待合のホール(といっても家具や内装はホテルっぽい感じ)で待機。そのうちに杉村先生のところの係りの人が呼びに来てくれてクリニックへ移動。この建物のエレベーターはロンドンではここ15年以上見かけることもなかった自分で格子状の引き戸を開け閉めするタイプの年代もの。こんなのまだ使ってる建物があるんだー、と感動してしまった。
小川クリニックで出してもらった紹介状とこれまでの血液検査の結果を先生に一通り見せて、しばし歓談? 先生は一昨年診ていただいたことを思い出してくれて話が弾んだ。超音波の検査はこちらの希望通り、今回はパス。ただ次回は小川宛に紹介状も書いてもらわなくてはいけないし、また長時間フライトが控えているので超音波で見てみよう、ということに。今回は、体重と腹囲の測定、血圧、尿検査をしてもらい持参した母子手帳にちゃんと記録してもらった。浮腫みもなし。体重は2kg増。優秀、優秀。
杉村先生のクリニックはこちらで言うところのGP、ホームドクター的なところなので、小児科、産婦人科含む全科対応。妊婦検診程度ならまったく問題なくここで済んでしまう。そして必要があれば専門医を紹介される、という仕組み。日本もこういう制度、あったら悪くないのにな。日本だと最もよく診てもらうことになる内科医と小児科医がそんな感じか。でも杉村先生の専門ってなんだろう? 今度聞いてみよう。なんだかんだと話しながら診ていただいたので、40分くらい診察室で過ごし、クミちゃんとハナはその間ドアの外で待っていてくれた。
気になる診察料は、初診料が£65、検査料が£18で合計£83だった。19,400円くらいか…た、高い(泣)。えぇいっ!とVISAで支払っておしまい。ちなみに心の準備のために次回受けるであろう超音波のお値段も聞いてみた。£164(38,200円也。ひぃぃぃぃ)だって。うーん、心臓に悪い。物価の感覚でいうと£1が100円の感じなので、それだと8,000円強で日本と同じくらいか。保険がきかないということはそれくらいかかるということなのね(涙)。
それではまた4週間後にお目にかかります…。