朝から市内でお散歩

市内にある銀行の支店で用事があるクミちゃんが、朝ダダと一緒に車で出かけることになったので、私とハナもくっついていくことに。通勤の車に混じってぞろぞろと家族で移動。私の目的はタワーブリッジの近くにある『Le Pont de la Tour』のデリカテッセンで売っているクロワッサンを買い求めること。この間夕方にのこのこ行ったらとっくのとうに売り切れていて、午前中には売り切れる、と言われたので、そのリベンジ。ロンドンに来たら一度はあそこのパンを食さねば、帰るに帰れない(大げさ)!
銀行での用事はあっという間に済んでしまい、ダダにタワーブリッジまで送ってもらいバイバイ。クミちゃんとハナと私の三人でてれんこてれんことタワーブリッジを渡り、『Le Pont de la Tour』までやってきた。なにやら空は怪しい雲行きで、とにかく寒い! サブイ、サブイと言いながら店に入ると、ハード系のパンしかない! なぜっ? どうも一番に焼けたクロワッサンの類は、同じ並びにあるCafe Kioskの方にほとんど出してしまうらしい。かろうじて残ったアーモンドクロワッサン2つとチェリーのペストリーを買って、キオスクでクロワッサンをゲット。あぁ、幸せ。手元にあると思うだけで幸せ〜。

ここのクロワッサンとアーモンドクロワッサンはワタシ的にロンドンで一番美味しい!

その後テームズ河の南側の河畔を西に向かって散歩。そして隣の橋、London Bridgeまでたどり着いたら、今度は去年も訪れたBorough Marketへ。木、金、土曜日に食料品の市場が立つ。ここでの目的はフレッシュなポルチーニ茸。秋ですから。キノコですよね〜、やっぱ。去年はタカちゃんとイベリコ豚のプロシュートを買った。あれも美味しかったな〜…。クミちゃんとハナと女三人(?)で歩いて回るとどうしても小麦粉製品に足がフラフラ〜。ロンドンでは珍しいカヌレ(本当に蜜蝋を使用しているかはなんとなく疑わしけれど)と、タルト2種類を購入。ハナは試食にチョコレートブラウニーのかけらなど貰ってオトナの幸せをほんの少し味わったりした。お目当てのポルチーニは形のよいものをまとめて買うことができたけど、それよりなにより、店頭に出ていた直径35cmくらいある球状のキノコにビックリ。な、なにこれ? Puff Mushroomというらしい。草原に生えていて?何でも上空からヘリコプターで探すとか。スライスしてステーキのように食べると美味しいそうで…。見るだけで買ってこなかったのだけれど、後でクミちゃんは後悔していた。今度チャンスがあったら、また行って買ってこよう!
魚屋さんのブースの前ではぷわわん、とエラクいい香りがクミちゃんと私の鼻腔を刺激。見ればホタテをその場で鉄板焼きにして貝をお皿に売っている。ホタテ3個で4ポンド。3人でちょうど分けれるじゃん! とってもとっても美味しそうだったので一つ買ってみた。焼きたてのホタテの上に、ベーコンとモヤシやニラのような野菜をただ塩炒めにしたようなつけ合わせを載せてくれる。自分で好きなソースをかけて食べられるようになっていたけれど、レモンだけで充分すぎるほど美味〜。私たちがとても幸せそうな顔で店先に立ちこれを食べてたので、いいサクラになった様子。しばらく魚屋のおばちゃんはホタテを焼くのに忙しそうだった。
最後に蒸し焼きの豚肉をスライスして、これをハーブがいっぱい入ったモチッとした食感のフィリングと一緒にどっさりバゲットに盛った、たぶんこのマーケットの名物料理っぽいサンドイッチを昼ごはん代わりに購入。アップルソースをいっぱいかけていただくのだけれど、これがまた、なんとも言えず美味〜。一本を3人で分けっこして充分オナカがいっぱいになった。初めて食べたけど、これも病みつきになりそう…。今度はロースとビーフホースラディッシュ(西洋わさび)もトライしたいぃぃ。
デザートにアーモンドとりんごとレーズンのタルトも一切れ(でも、とてもデカイ)を分けっこ。オナカ、パンパンですー。散々買い食いして、とっても幸せなマーケット巡りだった。