かない展

ハナの幼稚園でかない展があったので、家族で出かける。かない展はいわゆる「作品展」とは違う。「今日この日のために作りました」という作品が展示されるのではなく、4月からの幼稚園生活を通して形になったものたちがさまざまなスタイルで展示される。画用紙に描かれた色とりどりの絵はもちろん、ハナたちのクラスは3人の女の子たちが最初に言い出し、クラスのみんなで大盛り上がりし、連日みんなで増改築を繰り返した「ミルクとリボン(クラスで飼っているウサギ)の舟」というのがクラスの真ん中にででーーーんと展示してあった。毎日毎日子供たちが寄ってたかって遊んだ結果なので、先生のお言葉を借りると「沈没寸前」(笑)。でも、誇らしげに旗を飾ってもらって、よく見ると、暖炉あり、ぐるぐる回転する舵があり、お風呂あり、ベッドルームあり、ウサギの形をした小型船までついていて、見ていてとっても面白かった。ほかの年中さんのクラスでは、超リアルな食べ物屋さんが展開され、別のクラスではみんなで手作り絵本を作っていた。年長さんは更に格の違いを見せつけ、枝や木片をさまざまな形に組み合わせてハムスターのプレイランドを教室の1/4くらいの大きさで作ってあったり、貼り絵で紙芝居を作ってあったり。どのクラスも見ごたえがあって、感心してしまった。年少から年長までの3年間でこんなにも表現に成長があるんだと驚いた。先生たちからの働きかけではなく、子供たちの自発的な表現を上手に導いてくれる金井のやり方が、改めていいねぇ、と思った。来年も楽しみだ。