Day6 韓国・済州島 上陸

昨日の疲れもあって今朝はみんなゆっくり起床。のろのろと朝食を食べに出かけるともう9時半近かった。船はまだ海の上をぐんぐん進んでいて、朝食のテーブルからは行く手に何も見えない。そして食べ終わったころ、遠くに山が見えた。水平線から上がかなりかすんでいて、陸地は見えないけれど、山が見える。ということはもう結構近いんだ。
デッキに出てうろうろしているうちに、はっきりと島に近づいたのが分かって、沿岸から少し離れたところに停泊した。済州島には Legend of the seas が着くことのできる港がないので、沖に碇を下ろして、陸へはテンダーボートを利用する。
見ると、船の横に吊り下げられているボートが4隻海面へと下ろされて、一番下のデッキにできた開口部から乗り換えるらしい。13時、テンダーボートの乗船用整理券が準備のできた人から順に配られた。
ところが。高いところからはほとんど分からなかったけれど、海面はかなり波が高く、安全確保のためテンダーボートへの乗り換え作業にGoサインが出ない。結局最初のボートが出たのは15時半だった。やっと整理番号の順番が呼ばれて下のデッキへ降りてシーパスカードで下船手続き。開口部につけられたボートは上へ下へと大揺れで、ここからボートに乗り込むのも、かなり危ない感じだった。これじゃぁGoサインが出ないのも納得。ちょっとしたスリルを味わった。
上陸すると、済州島の観光局かロッテホテルの免税店の人なのか、よく分からないけど、地図とミネラルウォーターのペットボトルを用意していてくれて、それを配ってくれた。13時から上陸が開始される予定だったものが15時半になったため、最終乗船時刻が18時半から19時半に延長された。それにしたって乗るボートによったら3時間もないくらい。ちょっと遠出しようと考えていた人は諦めざるを得なかったに違いない。オプショナルツアーに参加しなかったほとんどの人は、用意されたシャトルバスで近くのロッテホテルに免税店などを覗きに行くだけだったみたい。
我が家は最初から半日程度の上陸には特に期待していなかったので、予定通り、私が事前に調べて「行きたい!」と鼻息を荒くしていた「Tea Museum」へ。ボートを降りたところにいるお姉さん(ありがたいことに日本語堪能)にお茶ミュージアムに行きたい旨を話して、たまたま来たタクシーに料金を聞いてもらって、往復4万ウォンくらい、ということで話をつけてもらった。あとは乗り込むだけ。ちなみにケイゴはテンダーボートに乗り込んだ瞬間に撃沈して、タカチャンに抱っこされてグーすかピ〜。結局お茶ミュージアムを見てまわり、お土産を買い、抹茶ソフトを買って、さぁこれから食べようか、というところで目を覚ました。なんという・・・。
お茶ミュージアムそのものは綺麗な建物で、お庭も気持ちよくて、お茶をするにはもってこいだった。展示物自体はものすごくあっさりしていてどうってことなかったけど、タクシーに乗ること自体どきどきして旅っぽい感じだったし、10分くらいのドライブの間に島の風景も楽しむことができたし、短い滞在を満喫した気分で帰ってきた。帰りに展望のいい場所でドライバーさんが車を止めてくれ、カメラのシャッターも押してくれた。遠くに見えた Legend of the seas はやっぱり大きかった。
お土産には茶葉をポットに入れるスプーン、お茶の石鹸、ペットボトルで作れるティーバッグを購入。肝心のお茶は『スタイリッシュなパッケージ』分の料金が大分上乗せされていそうだったので、やめておいた。上海でいっぱい買ったし、いい、いい。


帰りのテンダーボートは幾分揺れがましになっていて、船に戻ったらちょうど18時だった。
天気はよかったし、歩き回ることもなかったので、子供たちの機嫌もそんなに悪くなかったし、楽しかった。


夕飯のあとはシアターでサラ・ジェシカ・マイヤーのチェロ演奏会を楽しんだ。本格的な演奏が気軽に楽しめるのもクルーズの魅力。結構聴きごたえがあっていい時間を過ごせた。ケイゴが予想に反して最後まで聞き入っていて、音楽にあわせてのっていたし、楽しかったみたい。


今は23時20分。明日の寄港地、釜山に向かって航海中。タカちゃん、ハナ、ケイゴは爆睡中 Zzzzzzzzz