大地震発生

病院から戻り、ケイゴとワタシは昨日の残りで簡単に昼食を取った。ハナはコタツのそばで毛布に包まりグッタリ。食べ終わってからナウシカのDVDを見始めた。と、突然テレビもDVDも部屋の電気もプッと切れてしまった。ん?
と思ったらミシミシミシ!!!! 地震!!!!!!
しかもなんだか大きくなっていきそうに感じたので、即石油ストーブを消して縁側に出る窓を開けた。そうこうしているうちに揺れが大きくなったので、ハナを毛布ごと抱えて庭に飛び出て、続いてケイゴを抱えて庭の大きな木の根元に3人で固まって座り込んだ。ひー!
ハナは怯えたけど、敬語は全然わかってない様子。チビなゆえ、地面に近くて揺れの感じ方が違うのか? …喜んでいる…。
しばらく庭に避難して、いったん家の中に携帯電話をとりに行く。タカちゃんにかけてみたけど非常災害用の音声に切り替わっていて通話できず。家に戻った後、靴を玄関から縁側に持ってきて余震に備える。もう一回余震と思われる大きな揺れでまた庭に出た。依然停電のまま。
カズマからの電話が携帯電話に入った。skype経由でかけてきてくれた。八千代はここより揺れも激しく、食器が壊滅したらしい。家族揃っているところだったのが幸い。
ワタシもipadskypeのアプリを早速入れて、母さんに連絡を試みた。こういうときにインターネット電話はすごく便利かも。っていうか、ipadが電話になる事実に感動。こちらの無事を伝えた。テレビが見れないので母さんから東北のほうが震源津波の被害も甚大ということを知る。
停電が復旧しないので、荷物の中から避難袋一式とロウソクを探す。真っ暗になる前に夕飯の用意もした。
ガスも止まったのかと思ったら安全装置が働いていただけで、大家さんが直してくれた。懐中電灯も貸してくださり、とても心強かった。やっぱりこういうときはご近所の力が何よりも大事。ありがたい。

日が暮れた。真っ暗。ロウソクの光でケイゴと夕飯を済ます。ケイゴは停電など全く意に介さない様子で食欲旺盛。トイレに行って「つめた!!」と冷たい便座に騒ぐ程度。なんでー?だって。いいなぁ、3歳児。


電池で着火するタイプの石油ストーブがあったため部屋は暖かい。電源とるタイプのほうは止まっていて使えない。ガスが使えるから温かい食べ物も取れるけど、オール電化にしたらこれって…新居での対策が必要と思った。古くてもいいからアラジンのストーブを倉庫に入れておくのがいいかも。カセット式のガスコンロも。


夕飯を終えたら暗いし、することないしケイゴが一気にお眠モードに。着替えさせたらすぐ寝てしまった。子供の体ってちゃんと暗さに呼応するんだな、と思った。部屋を暗くしてテレビをかの音と光の刺激がなければ、すぐ眠くなるんだ…。これってこれからも実践すべき?!


ワタシもハナも早めに寝ることにした。停電のまま。
タカちゃんは会社で夜明かし。都内は人と車でごった返していて、電車も止まっているし、会社にとどまるのが一番正解と思う。