Singapore 入国、そして SHN

日本を離れ、シンガポールに向けて移動する日を迎えました。

見送ってくれる家族や友人に甘えて、結局最後まで使ったものの後始末をお願いして家を離れます…みんな本当にありがとう。

 

6時起床。

トーストをかじりながら、バタバタと最後の箱を閉じたりしていたらあっという間に出発の7時になってしまいました。

ケイゴは見送りに来てくれたお友達に起こしてもらいました。

 

7時。

荷物を持って玄関の表に出たら、腰を抜かすほどたくさんの友人たちが通りに立って待っていてくれました。子ども達を一緒に育てた仲間、ケイゴの剣道7年間を見守った仲間、子ども会で1年笑いあった仲間、小学生のときからの友人、ケイゴの受験生活を一緒に支えた仲間…朝あんな時間にわざわざ足を運んでくださって、最後通りを曲がって姿が見えなくなるまでみんな手を振って見送ってくれました。

改めて、みんなに支えてもらい励まされた17年間だったと、感謝の気持ちでいっぱいです。書きながら泣けてきた。みなさん、本当にありがとうございました。

そしてみなさんのシンガポール来訪を心からお待ちしています。

 

 

 

そして羽田空港です。

閑散としていて、何千回とあちこちの空港を見てきた父も驚き。

ANAのカウンターで12個の荷物を預けました。

 

ANAマイレージクラブに登録していると、条件を満たせば「海外赴任コンポ」というサービスを受けることができます。預け荷物を、エコにミークラスでも一人2個まで無料で追加できます。更に、人数に応じてポイントが付与され、そのポイントでトランスやスーツケース、電子辞書、出発前夜の宿泊の割引、リムジンサービスを申し込めます。申し込み期限がフライトの3週間前から1週間前までと、内容によって異なります。私は、「なんかそういうのあるかも」と気づいて調べたのが2週間を切っていたので、大したサービスは受けられませんでしたが、海外赴任が決まったご家族だったら、是非是非活用すべきサービスです。私の得られるポイントなら、小さいスーツケースもらえたのに…残念。

 

新型コロナウイルスの蔓延を食い止めようと、シンガポールの政府が発表した入国に際する厳しい制限のせいで、搭乗の手続きには史上最長!くらい時間がかかりました。

「この家族、飛行機に乗せてシンガポールに運んだあと、入国できるの?」というANA側の確認に手間取りました。日替わりする書類の内容に航空会社も対応に苦慮することだと思います。私が持ち合わせている書類を提示し、シンガポールの赴任勤務先で、人事の方たち総出で入国を保証されるか確認してくれた上での移動です!と伝えました。

とは言え…心中ワタシもかなり不安でした。

 

これで入れてもらえなかったら、冷静にまた日本に戻ってこよ、っと腹くくります。

 

最後まで見送りに来てくれた両親とカズマ、心の友たちとしばらくお茶をして、出発まで気持ちを落ち着かせることができました。

カフェも閑散。コロナを警戒中の父も、すごいガラガラ具合で少し安心でした。

友人たちは最後、離陸するまで展望でキッキで見送ってくれました。泣く…。

 

 

機内。

乗客は14人だけでした。14人!!!

…14人!!!!!

冗談みたいな光景でした。

 

 

シンガポールチャンギ空港到着。

…羽田にも増して、超閑古鳥。空港職員もそこかしこでのんびりスマホいじってました。

機体から離れてすぐに検温。

コンコース移動している最中にもう一度検温。

コロナ対策と思われる場面はそれだけでした。

 

入国審査。

厳しい規制のおかげで、よもや入れなさそうな人、来ないよね?という感じなのか?

入国審査官の待ち構えるゲートの手前にデスクが一つ用意されていて、そこで「あなたたい、どんなステータスで来たの?」的なプレチェックを受けました。IPAレターを見せて、SHNの承認レターも見せて、予め作っておいた SG Arrival Card も見せました。おじさんがそれをスマホで写真撮ってました。緊張しましたが、あちらのチェックだけで、肩にオレンジのシール貼られておしまい。入国審査に進みます。

 

あれ。ハナだけ先に通過しちゃった!

家族でもそれぞれ別の入国審査官にパスポートと書類を提示。そうしたら、ケイゴとワタシは手前に逆戻りして、別のカウンターの近くで待機するように言われました。ドキドキ…ハナが通ったんだから大丈夫なはず。ケイゴは不安そうです。スマホいじってましたけど。

 

しばらく待ったら、指紋と、顔写真を登録し、あとは多分普通のイミグレーションと同じ雰囲気でした。後でハナに聞いたら、ハナは顔写真は登録しなかったそうです。なんで? よく分かりません。

 

でも3人とも無事に入国を果たしました。あー、ホッとした。

 

Baggage Claimに進むと、ガラス越しにタカちゃんの姿発見!!! 会えた、会えた!!

荷物は14人分だけだし、あっという間におろし終えたのですね。もう下ろして積んでありました。3人で12個…うーんどうしようと思ったら空港職員のおじさんとお兄さんがカートに積むのも、そのままゲートの外に出るのも手伝ってくれました。Custom、ユルユル(笑)。

 

かなり緊張していたのですが、拍子抜けするほどスムースに入国でしました。

迎えの車(荷物が多いので予め手配。1社には断られたらしい)に荷物を積み込んで空港をあとにしたら、ホッとしてちょっと泣きました。

 

新しい我が家に到着後、早速用意しておいてもらったSIMを携帯に入れます。

WhatsAppというアプリを通して政府からのSHN観察が入るので、それに備えます。

いつ連絡が入り始めるのかもよくわからないまま、とりあえずこれでスタンバイはできたのかな?

 

 

長い一日ですが、夕飯にサラダうどんを作るくらいの余力が残っていました。

あー、疲れた。